平成27年分所得税等の確定申告書の提出人員は2,151万5千人で、平成26年分(2,139万1千人)から12万3千人(+0.6%)増加と、平成23年分からほぼ横ばいで推移しています。
確定申告書を提出した人員のうち、申告納税額のあるもの(納税人員)は632万4千人で、その所得金額は39兆3,729億円、申告納税額は2兆9,701億円となっています。
これを平成26年分と比較すると、納税人員(+3.3%)、所得金額(+6.1%)及び申告納税額(+9.6%)はいずれも増加しました。
○ 所得者区分別の状況
イ 事業所得者
納税人員は170万人で、その所得金額は6兆8,969億円、申告納税額は6,216億円となっています。
これを平成26年分と比較すると、納税人員(+4.5%)、所得金額(+6.3%)及び申告納税額(+9.1%)はいずれも増加しました。
ロ その他所得者(事業所得者以外)
納税人員は462万4千人で、その所得金額は32兆4,760億円、申告納税額は2兆3,485億円となっています。
これを平成26年分と比較すると、納税人員(+2.9%)、所得金額(+6.1%)及び申告納税額(+9.8%)はいずれも増加しました。
私見、この結果からは、「アベノミクスは失敗した」との批判が正しいと、直ちに結論することはできない。
国税庁HP参照、参照日:2016年6月2日、
参照先:http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2016/shinkoku_jokyo/01.pdf