米国の正義 Do the right thing ? (49)





本日は 第55節 市民的不服従の定義 から










 立法上の多数派によって制定された法を遵守する義務に対し市民的不服従の理論が生じる。



 その場合、異議申し立ての方法や、その正当化方法、憲法上の役割についての検討が必要となる。



 市民的不服従は公共的な行いであり、非暴力である。合法的な抗議活動と良心的な拒否といった抵抗活動である。

 

 

 

 

 

 

 

 私見、機会が平等であれば、どんな人にも成功する機会がある。米国の強さの一つでもあるが。

 

 

以下再び、『綻びゆくアメリカ』、ジョージ・パッカー、2013 より

 

 

 NBAのネッツの権利の一部を買って、チームが本拠地をニージャージーからブルックリンへ移す際の立役者になったジェイ・Zは、スターでありながら、ついにボスにもなったのだ。言ってみれば黒い肌をしたブランチ・リッキーまたはジャッキー・ロビンソンといったところだ。新しい競技場がオーブンすると、八夜連続でこけら落とし公演を開いてチケットを完売させた。煙る暗がりのなか、1万6千人のファンに語りかけた、

 

「俺が思うに、ここがジヤッキー・ロビンソンがはじめてアフリカ系アメリカ人としてプロスポーツに参戦し、肌の色の壁を破った地だというのは単なる偶然じゃない。ほかの連中といっしょに、ネッツを

ニュージャージーからここに引っ張ってこれたのも、ただの偶然じゃない。ほんの2,3パーセントの所有権しかないくせにって、世間が言ってるのは知ってるだろう、比率なんかどうでもいいんだよ,俺が言いたいのは、片親育ちで、黒人のガキの俺が、ここからほんの六分ばかりのあのマーシー団地育ちのこの俺が、これをやり遂げたってことだ。どんなにちっぽけな分け前だろうが、俺が所有権をもってるってことは、とんでもなくすごいことなんだ。この開催地のほんのひと握りの部分が俺のものだってことは、マジですごいんだよ。みんな、ようく聞いてくれ、自分の成し遂げたことに誇りをもつんだ。関係ないやつにけちをつけさせたり、自分の輝きを曇らせたりするのを許すな!」,ジェイ・Zは中指を突き立てた。1万6千人の観客がいっせいに中指を突き立ててそれに応えた.