米国の正義 Do the right thing ? (36)





本日は 第42節 経済システムに関する若干の所見 から









 政治経済学における道徳的問題、ある期間の適正な貯蓄率とは?租税および所有はどのように編成されるべきか?ソーシャル・ミニマムの水準は?




 公共財 不可分性と公共性を有する。これは国家が配備と資金調達を行う強制力が必要となる。



 市場システムの強みは効率性、平等な自由、公正な機会均等である。



 そこで、市場の制度編成を少なからず利用することにより、分配の問題を 純粋な手続き上の正義の一事例として扱うことができる。





 私見、プラトンは「最高度の自由からは、最も野蛮な最高度の隷属が生まれる」とする。(BC427頃~BC347)


 また、「民主制国家が善と規定するところのものがあって、そのものへのあくことなき欲求こそが、この場合も民主制を崩壊させるのではあるまいか?」ともいう。



 たしかにそこには富岡先生のおっしゃられるように、神はいないのである。紙である紙幣あるいは貨幣は存するが・・・