本日は 第30節 古典的功利主義、不偏性、そして厚意 から
原初状態の当事者たちは平均効用を最大化する理論を支持し、満足の総計を最大化する欲求（古典的功利主義）は有していない。
合理的で不偏・公平という理想を体現した観察者が、情況に関するすべての知識を有しているという仮定、それは一般的な視座であり、人間の自然本性である。
共感能力は自然本性であり、この能力が道徳的判断を合意へと導きうる。
愛と厚意は諸個人の所与とされる善を促進し、正義感覚よりも包括的なものである。