米国の正義 Do the right thing ? (20)




本日は 第26節 正義の二原理にいたる推論 から








 正義の二原理、最大限の平等な自由、機会均等、格差原理について、





 当事者たちは全員平等に基本的自由の分配を要求し、公正な機会均等や所得と富の平等な分割を要求する。




 当該原理が社会正義の問題に対するマキシミン解である。





 原初状態での無知のヴェールの中では、意思決定の当事者は起こりうる情況や選択可能な帰結の検討すらできない。




 そこでは、満足しうる最低限を保証する正義の二原理が有効となる。





 「公正としての正義」において道徳上の構想は公共的であり、それは当該二原理を選ぶことと同義である。