米国の正義 Do the right thing ? (4)



本日は第14節 公正な機会均等と純粋な手続き上の正義 から









 公正としての正義 において  社会は相互の相対的利益を目指す協同の冒険的企て。



 手続き上の正義は分配上の取り分の問い。



 完全な手続き上の正義はまれである。




 ギャンブルでは純粋な手続き上の正義が成立している。



 社会の基礎構造では不完全な手続き上の正義が存する。



 そこで、手に負えない難問が生じない制度編成と明瞭、単純な諸原理の導入が、社会を切り盛りする叡智の本質である。





 私見、移民国家ではさしずめ、当該原理は、自由、平等、正義 といったシンプルな概念である。それは、例えば、17世紀、移民たちが、米国大陸の原住民を迫害することの、「自由」、に他ならない。