本日は第1章、第6節付随する複数の相違点から
自由と権利とを要求することは正当である。
社会全体の福祉の集計量が増えることは望ましい。
正義の優先権を承認するのが契約説、その確信が幻想であるとするのが、功利主義。
公正としての正義は社会的選択の諸原理を原初的な合意の対象と想定している。
公正としての正義は正とは独立のものとして善を特定せず、善を最大化するのが正であるとしない。
公正としての正義は善に対する正の優先権を基礎とする。
第7節 直観主義
競合する正義を選択するより高次の諸基準は存在しないとする。
正、善は分析不可能である。
認識可能な諸基準から社会正義の判断が導出できる。競合する原理間の優先順序に関する基準は否定される。
第8節 優先順序の問題
正/不正の判断は原初的な合意による。
第9節 道徳理論に関するいくつかの所見
私たちの正義感の判断基準は不規則性や歪みを免れえない。
理論枠組みの総体を熟考、反照することにより、思考はある程度明確化できる。