確定申告(10)



 Q 勤務必要経費として100万円支出しました。(主として飲み代)全額特定支出控除できます

  か?










 A 給与所得者が次の1から6の特定支出をした場合、その年の特定支出の額の合計額が、下記の「特

  定支出控除額の適用判定の基準となる金額」を超えるときは、確定申告によりその超える部分の金

  額を給与所得控除後の所得金額から差し引くことができる制度があります。







  その年中の給与所得控除額×1/2(給与収入が1,500万円以下の場合)








  1 一般の通勤者として通常必要であると認められる通勤のための支出(通勤費)


  2 転勤に伴う転居のために通常必要であると認められる支出(転居費)


  3 職務に直接必要な技術や知識を得ることを目的として研修を受けるための支出(研修費)


  4 職務に直接必要な資格を取得するための支出(資格取得費)


  ※平成25年分以後は、弁護士、公認会計士、税理士などの資格取得費も特定支出の対象となりま

   す。


  5 単身赴任などの場合で、その者の勤務地又は居所と自宅の間の旅行のために通常必要な支出(帰

   宅旅費)



  6 次に掲げる支出(その支出の額の合計額が65万円を超える場合には、65万円までの支出に限り

   ます。)で、その支出がその者の職務の遂行に直接必要なものとして給与等の支払者より証明が

   されたもの (勤務必要経費)


  (1) 書籍、定期刊行物その他の図書で職務に関連するものを購入するための費用(図書費)


  (2) 制服、事務服、作業服その他の勤務場所において着用することが必要とされる衣服を購入する

    ための費用(衣服費) 


  (3) 交際費、接待費その他の費用で、給与等の支払者の得意先、仕入先その他職務上関係のある者

    に対する接待、供応、贈答その他これらに類する行為のための支出(交際費等)


   ※6の支出については、平成25年分以後、特定支出の対象となります。







   なお、これらの六つの特定支出は、いずれも給与の支払者が証明したものに限られます。

   また、給与の支払者から補填される部分があり、かつ、その補填される部分に所得税が課税されて

  いないときは、その補填される部分は特定支出から除かれます。

   この特定支出控除を受けるためには、確定申告を行う必要があります。

     その際、特定支出に関する明細書及び、給与の支払者の証明書を申告書に添付するとともに、搭

     乗・乗車・乗船に関する証明書や支出した金額を証する書類を申告書に添付又は申告書を提出する

     際に提示してください。

     なお、以上の書類のほかに給与所得の源泉徴収票も申告書に添付してください。