Professional Policy

 

   起業をする、又は商売をするということは、異境を旅することに似ています。 

   良い旅にする、又は良い商いをするには、もともと何の縁もなかった人々から信頼

  を得ることが大切になります。  

   先人の異国を旅する商人は次の言葉をのこしてくれました。

 

  「たとへ他国へ商内に参り候ても、この商内物、この国の人一切の人々、心よく着申

   され候ようにと、自分の事に思わず、皆人よき様にと思い、高利望み申さずとかく

   天道のめぐみ次第と、ただその行く先の人を大切におもふべく候」

                                  (中村治兵衛宗岸) 

  私どもは職業専門家ではありますが、商人です。 

  商人として「低価格で良質のリーガルサービスを提供する」ことにより

 

 「天道にかない、身心とも健康に暮らすことが出来る」(同前掲)

 

  と考えています。


profess

 profession は専門職と訳されます。 

 

 専門職として我々は宣誓します(profess)。

 

 税務に関する専門家として、

 独立した公正な立場において、

 申告納税制度の理念にそつて、

 納税義務者の信頼にこたえ、

 租税に関する法令に規定された

 納税義務の適正な実現を図る。

 

 行政に関する手続の円滑な実施に寄与し、

 あわせて、国民の利便に資する。

 

 宅地建物取引業の健全な発達を促進し、

 もつて購入者等の利益の保護と

 宅地及び建物の流通の円滑化とを図る。 

 

 これらの宣誓(法律の目的)の基底には、

 

 わが国全土にわたつて

 自由のもたらす恵沢を確保し、

 主権が国民に存することを宣言し、

 国政の権威は国民に由来し、

 その権力は国民の代表者がこれを行使し、

 その福利は国民がこれを享受する、

 という人類普遍の原理

 

  としての「自由」という概念が横たわっています。 

   この「自由」を基底とした、国境を超える「市場」は世界化(グローバル化)し、 

 当該「自由な市場」は本質的に不平等や格差を生むため、 

 これらが社会的な亀裂を必然的に生み出していきます。 

 

    このグローバル化した社会では、決して利害が一致したり、 

 根源的な対立がなくなったりすることはありません。  

  私の使命は 国家から付与された資格を用い、 

 クライアントの権利保障のため、相談、代理、調整、連携、提案といった 

 リーガルサービスを低価格で行うことです。 

Shibuya Iris 2013
Shibuya Iris 2013

租税について

 

 

 租税とは国家そのものです。税金はよく血税と表現されますが、租税を負担するということは、当該国の為に血を流すということが問われることとなります。そこではもちろん租税正義について考えなければいけません。

 

 租税正義は公正ないし衡平にもとづく道徳的な正しさに関する概念です。租税正義は一概念であるため、その解釈と運用には一定の自由度があります。この正義という概念を基礎づけている徳律(moral)にこそ、我々が守り保つべきものが存在すると筆者は考えます。

 

 

 

 かつて恩師は以下が大切であると述べられました。

 

勘 よく考えること。

根 物事を認識するはたらき。目、耳、鼻、舌、心、意の六根。よりどころ。

知 心に感じ知る。知識。矢をそえていのり、神意を知る。

格 いたる。たたかう。のり(法)。木の枝がいたりつく。品格